2021年01月28日

『日本現代卓上遊戯史記聞』シリーズ&『ゲーム探検隊』電子書籍版の紹介


 岡和田晃

 Analog Game Studiesと合流しているボードゲーム読書会@高田馬場では、これまで、『日本現代卓上遊戯史記聞』という電子書籍を、ニューゲームズオーダーより刊行して参りました。いずれも250円ないし500円と、お求めやすい価格になっております。


【日本現代卓上遊戯史紀聞について】
1950年代アメリカにおいて、「子供のための遊戯」から離れたホビーイスト達のための商業ゲーム出版が始まりました。人類文化と遊戯との関係に不可逆的な変化をもたらしたこの波は1970年代には日本に伝わり、ここでも極めて大きな影響を及ぼすことになります。またこの時代は、遊戯研究の分野において海外で大きな進展があった時期でもあり、呼応する形で日本でも遊戯研究の機運が高まりました。

「日本現代卓上遊戯史紀聞」は、商業ホビーゲームや遊戯研究の日本における受容に関わった人々に対するインタビューを通じて、この波がどのようなものであったのかを記録しようとする試みです。


日本現代卓上遊戯史紀聞 [1]安田均 - 安田 均
日本現代卓上遊戯史紀聞 [1]安田均 - 安田 均

日本現代卓上遊戯史紀聞 [2]草場純 - 草場 純
日本現代卓上遊戯史紀聞 [2]草場純 - 草場 純

日本現代卓上遊戯史紀聞 [1b]安田均/補遺 - 安田 均, 岡和田 晃
日本現代卓上遊戯史紀聞 [1b]安田均/補遺 - 安田 均, 岡和田 晃

 また、このたび、草場純の『ゲーム探検隊』も電子書籍として復刻しました。

ゲーム探検隊 - 草場 純, 南雲 夏彦, 赤桐 裕二, 本間 晴樹
ゲーム探検隊 - 草場 純, 南雲 夏彦, 赤桐 裕二, 本間 晴樹

ゲームはどのような仕組みで成立しているのか、様々な方向からアプローチしてみよう。広大で興味のつきないゲームの世界を旅するための、気楽なガイドブック。

※本書は、二〇〇七年に株式会社グランペールから刊行された『ゲーム探検隊 ―改訂新版―』を、部分的な修正のうえ再刊したものです(なお、同書は書苑新社から一九八九年に刊行された『ゲーム探検隊 ― ゲームのしくみを解き明かす知的興奮読本』の改訂版です)。底本として、二〇〇九年十一月発行の第二版を用いています。


 これらのリンクは、Amazon Kindleのものですが、PDF版もニューゲームズオーダーから発売されています。

 なお、『日本現代卓上遊戯史記聞』は、『安田均のゲーム紀行 1950-2020』でもご紹介いただきました。ありがとうございます。

安田均のゲーム紀行 1950-2020 - 安田 均
安田均のゲーム紀行 1950-2020 - 安田 均
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2021年01月21日

『ウォーハンマーRPG』を愉しもう! Vol.1

FT書房が「広告なし・非営利・日刊」で運営しているメールマガジン「FT新聞」2021年1月19日発刊のNo.2918に寄稿した「『ウォーハンマーRPG』を愉しもう!Vol.1」を、Analog Game Studiesにも採録します。


『ウォーハンマーRPG』を愉しもう! Vol.1 No.2918
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『ウォーハンマーRPG』を愉しもう! Vol.1

岡和田晃
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一人の人間の行為が、全世界に永遠の平和をもたらすような物語を聞きたいとおっしゃるなら、お話しすることもできます−−でも、そんな話がどんなにばかげて、嘘っぱちなのか、あなたにもよくおわかりのはずです。
 −−ブライアン・クレイグ『嵐の戦士』(岡聖子訳)

小便臭い脇道から飛び出してきたそいつは、わたしが初めて見るような姿だった。田舎の民兵のような服装(なり)をしているのに、眼柄(がんぺい)がカニのように突き出しているのだ。黄色い爪は長く伸び、渦を巻くようにねじくれている。開かれた口からはよだれが滴り、おぞましい腐臭が漂ってくる……。歯には何かの肉片が絡みついている。わたしは、吐き気をもよおさずにはいられなかった。
 −−魔女レジーナが書き遺した手記「ありえざる遭遇」の章より

★はじめに

 あなたは『ウォーハンマーRPG』を知っていますか?
 2020年9月1日に、発売が電撃的に発表され、月末には第4版の基本ルールブックがホビージャパンより発売されました。「あの『ウォーハンマーRPG』が復活!?」と、SNSではかなりの話題を集めたので、ご記憶の方も多いだろうと思います。
 ただ、「FT新聞」をお読みの方には、ゲームブックや他のRPG(会話型RPG、テーブルトークのRPG)には親しんでいても、『ウォーハンマーRPG』には馴染みがない、という方もいらっしゃるかもしれません。
 それもそのはず。もともと英語圏でも日本でも、『ウォーハンマーRPG』は1980年代のゲームブック・ブームが一段落した後の、"次の一手"として展開された作品でしたから。
 ただ、その奥深い背景世界やルールシステムは、知らないで済ませるには、あまりにももったいない。そこで、「FT新聞」編集長の水波流氏からの依頼を受けまして、『ウォーハンマーRPG』について、紹介する記事を連載していきたいと思います。

★おことわり

 筆者である私は『ウォーハンマーRPG』第2版、および第4版の翻訳に参加、「GAME JAPAN」誌2008年3月号〜9月号まで第2版リプレイ「魔力の風を追う者たち」「混沌狩り」を連載し、各種コンベンションでゲームマスターをしてきました。
 しかし、それ以前に、初版の頃から『ウォーハンマーRPG』に深く親しんできたつもりです。
 当時、私は18歳で上京したて。大学に入ったらRPGを辞めようかと悩んでいて、まだ遊んでいなかった『ウォーハンマーRPG』を"最後のゲーム"にするつもりだったのですが……蓋をあけたらご覧の通り。綿密な考証を軸に作り込まれた世界観にすっかり魅了されてしまったのでした。
 私は大学では創作学科にいたのですが、ユーロピアン・スタイルのダークファンタジーは当時、軽視されていて、そこに非常な不満がありました。そんな私に、『ウォーハンマーRPG』は、自分の志向性が間違っていなかったと教えてくれた作品でもあります。
 ゆえに、私は『ウォーハンマーRPG』に恩義を感じているのです。あくまでも本記事は、いち『ウォーハンマーRPG』ユーザー(個人)としての批評・紹介であり、日本語版の「公式見解」および「公式サポート」ではない、とあらかじめお断りしておきます。

★公式情報は……。

 公式情報については、ぜひ『ウォーハンマーRPG 基本ルールブック』や、ホビージャパンから発売予定の『ウォーハンマーRPG スターターセット』をご参照下さい。日本語版公式サイトからは、キャラクターシートやシナリオ「流血の夜」等が無料ダウンロードできます(https://hobbyjapan.co.jp/whrpg/)。

★タイトルについて

 第2版および第4版の日本語版では、わかりやすさを重視し『ウォーハンマーRPG』という表記になっていますが、オリジナルは『Warhammer Fantasy Roleplay』というタイトルになっており、英語版から遊んでいる古強者(ヴェテラン)の中には、『ウォーハンマーFRP』という呼び方をする人も少なくありません。
このFRPという呼び方は、日本では1987年にホビージャパンから発売された『指輪物語ロールプレイング』等で提唱されていたものですが……。こと〈ウォーハンマー〉においては、『ウォーハンマー・ファンタジー・バトル』(以下、『ウォーハンマーFB』と略)等のミニチュアゲームと区別するために使われることが多い印象です。

★『ウォーハンマーRPG』と『ウォーハンマーFB』

 『ウォーハンマーRPG』は、イギリスのゲームズ・ワークショップ社が1986年に発売した作品です。その前段階として、1984年には、『ウォーハンマーFB』というミニチュアゲームが出ています(日本語版は『ウォーハンマー』とだけ呼ばれることも多いですが、本記事では区別のために「FB」と略称とします)。
 『ウォーハンマーFB』は1990年代半ばから、日本でも紹介されるようになり、あちこちに専門ショップが出来ているため、ご存知の方も多いかもしれません。
 同じ〈ウォーハンマー〉でも、ミニチュアゲームとRPGは、共通する世界観を持ちながら、ゲーム・スケールがそれぞれ異なる別作品です。
 もっとも、RPGがきっかけとなってFBを始める例や、逆の例も多く見受けられます。
 『ウォーハンマーRPG』はミニチュアが必須ではありませんが、あればゲームの状況をしっかりと可視化できますし、「トロール殺し」(心に傷を負ったドワーフが、獣脂で髪をオレンジのモヒカンに逆立て、死に場所を求めてさまようというキャリア)のように、独自のキャラクターを表現するには、FBのミニチュアが使いやすいからですね。
 かいつまんで言うと、『ウォーハンマーFB』ではアーミー(軍団)単位を扱います。逆に『ウォーハンマーRPG』は個人の生活に焦点を当てた仕様になっているのですね。

★泥臭い中近世ヨーロッパを扱う

 理想化されたロマンスとしての中世ではなく、中世から近代への移行期、近世のヨーロッパから多くのモチーフが採られています。
 『ウォーハンマーRPG』の舞台であるオールド・ワールドは、現実のヨーロッパとほぼ同じ地図として描かれていますが、とりわけ第4版では、エンパイアという神聖ローマ帝国時代、三十年戦争期のドイツがモチーフの多くを提供しています。
 プレイにあたっては西洋史の知識は必要ありませんが、あればディテールの描写や演出に役立ちます。「Role&Roll」(新紀元社)では、2011年から隔月で、「戦鎚傭兵団の中世"非"幻想事典」という、創作やRPGに応用可能な、中世ヨーロッパ社会史の入門記事を連載しており、お役に立つと思います(「Role&Roll」Vol.195で60回!)。
 「Role&Roll」での「戦鎚傭兵団」とは、待兼音二郎・見田航介の各氏と私が組んでいるユニット名で、ネーミングの由来は、『ウォーハンマーRPG』の翻訳でつながったことです。オールドスクール・ファンタジーRPGと実際の歴史の交点に着目していますので、「FT新聞」読者の方には、ご一読いただければと思います。

★発売元の総本山は英国ゲームズ・ワークショップ社

 ゲームズ・ワークショップ社と聞いて、「FT新聞」の読者の方は、何を思い出されるでしょうか? そう、〈ファイティング・ファンタジー〉のゲームブックですね。
 もともとゲームズ・ワークショップ社は、アメリカ発のRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を、イギリスで扱う代理店だったのですが、1982年からは『火吹山の魔法使い』が大ヒットしました。
 ゲームズ・ワークショップが直接・間接的に関わったRPGやゲームブック作品に『ドラゴン・ウォーリアーズ』(1984年〜)、『タイガー暗殺拳』(1985年)、『ローン・ウルフ』(1985年〜)等があり、いずれも日本でも訳されています。〈ファイティング・ファンタジー〉のサポート雑誌として「ウォーロック」が創刊されたのも1983年(〜86年、ちなみに日本版「ウォーロック」は86年創刊)です。
 ゲームズ・ワークショップはボードゲームやRPGにも力を入れており、『火吹山の魔法使い』のボードゲームはもとより、『ドクター・フー』(SFドラマ)や『ジャッジ・ドレッド』(SFコミック)をボードゲームやRPG化しています。
 RPGで使うメタル・フィギュアについても、アメリカはラルパーサ社の製品をイギリスで販売するなどしていましたが、自社ブランドとしてのシタデル社をゲームズ・ワークショップ社の子会社として打ち立てました。
 『ウォーハンマーFB』では、シタデル・ブランドのミニチュアが使われ、ペイントに用いる塗料の「シタデルカラー」は、ミニチュアや模型がお好きな方であれば、きっとどこかで耳にしたことがあるはずです。

★『ウォーハンマーRPG』、3つの日本語版

 初版の日本語版は1990〜93年、社会思想社現代教養文庫から刊行されました。翻訳は安田均・高山浩・江川晃・岡聖子ら各氏が中心で、リプレイは友野詳氏が担当。いずれもグループSNEの面々です。デビュー直後の柘植めぐみ氏も、柘植恵名義でシナリオの訳に参加しています。
 第2版の日本語版は2006〜15年、ホビージャパンから出ています。翻訳は待兼音二郎・鈴木康次郎・阿利浜秀明・見田航介ら各氏に私を加えたメインの翻訳チームに、定木大介氏・鶴田慶之氏が別働隊でシナリオ集等の翻訳に参加しています。
 発売されたばかりの第4版(2020年、ホビージャパン)のルールブックでは、待兼音二郎・見田航介・阿利浜秀明、成田未来、田井陽平の各氏に私が、メインの翻訳チームを結成しています。翻訳協力には傭兵ペンギン氏。
 残念ながら初版と第2版はすべて絶版になっていますが、これら3つの『ウォーハンマーRPG』日本語版は、そのままの形で互換性はありませんが、資料として応用することは充分に可能です。
 とりわけ、第4版は初版回帰という色合いが強く、古書で旧版を適価で見つけたら、押さえておいて損はありません。

★〈ウォーハンマー〉関連作品あれこれ

 ジャック・ヨーヴィル〈ドラッケンフェルズ〉やブライアン・クレイグ〈吟遊詩人オルフィーオ〉シリーズほか、〈ウォーハンマー〉は関連小説が何百冊も発行されており、日本語版になっているものも少なからずあります。これらも、お読みになって損はありません。
 ボードゲームでは、『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』というマルチプレイゲームも日本語化されました。
 コンピュータ・ゲームでは、『ウォーハンマー:Chaosbane』や『ウォーハンマー:ヴァーミンタイド』といった人気作も、注目を集めています。余談ですが、コンピュータ・ゲームの有名作『ウォークラフト』は〈ウォーハンマー〉の影響を強く受けているんですよ。
 なお、『ウォーハンマーFB』には、『ウォーハンマー40000』というSFシリーズがあり、英語圏ではこちらの方が人気なくらいで、RPG版も発売されています(未訳)。ミニチュア版の『ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー』という、オールド・ワールドを舞台にしないシリーズもあり、RPG版も出ています(未訳)。

★『ウォーハンマーRPG』を一言で言えば?

 これまで『ウォーハンマーRPG』各版のキャッチコピーを比べると、その世界観がよく伝わってきます。

【現実っぽく、パンクな、超ド級のスケールと高完成度のRPG!
 『ウォーハンマー ファンタジーRPGルールブック』全3冊
 RPGの面白さ、だいごみを
 とことん突き詰めた
 新しい王道をいくファンタジーの本格派!】
 (初版の広告)

【ウォーハンマー・ロールプレイングゲームの残酷な世界で、君は異色の英雄として危険な冒険に打って出る。君はエンパイアの無法地帯に踏み込み、余人があえて立ち向かおうとせぬ、あるいは歯向かうこと能わざる脅威に立ち向かう。君は十中八九、どこかの糜爛した地獄穴で犬死にするに違いない。ただしことによると、かすかな望みではあるが、不浄なる変異種、身の毛のよだつ業病、腹黒い陰謀、正気の爆散を招く宗教儀式を耐えて生き延び、運命の果実をつかむかもしれない……。】
 (第2版の紹介文)

【『ウォーハンマーRPG』は、君をここ、オールド・ワールドへと連れ戻す。ならず者たちを団結させ、君ならではの(アンチ)英雄を生み出し、そして、邪悪な腐敗、陰謀を張り巡らす策謀家、破壊を目論む恐るべきクリーチャーたちを掻き分けて、活路を拓くためにいざ出発せよ。】
 (第4版の紹介文)

 つまり、無慈悲でパンクな世界観なのですね。本格ダークファンタジー、ファンタジーパンクなどと、『ウォーハンマーRPG』は形容されることが多いように思えます。
 ピリリと辛い、まさしく大人のためのRPGなのです。
 「パンク」というのは、もともとパンクロックに由来する音楽用語ですが、文化を介した既成権力に対する反逆のスタンスを示すものとして、広く転用されるようになりました。実際、スケイヴンやボルトスロワーといった、〈ウォーハンマー〉からの影響を公言している広義のパンク/ヘヴィメタル・バンドすら存在するほどです。

 〈ウォーハンマー〉全体における『ウォーハンマーRPG』の位置、世界観の大枠と、根本にあるパンクなダークファンタジーという姿勢について、今回は語りました。
 次回は、具体的にシステムについても紹介していければと思います。
 死は、あなたの隣人。恐怖は、あなたの友。
 リアリティあふれるオールド・ワールドの冒険を、是非ともお愉しみください。


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2021年01月20日

『史学研究とゲーム研究の徒・蔵原大―遺稿と追悼―』(蔵原大遺稿集刊行会)が発刊


 Analog Game Studiesのメンバー・蔵原大氏は、大変遺憾ながら、2020年2月に急逝しました。このたび、その遺稿追悼文集が完成いたしました。単体の論集としての強度がある一冊になったと自負しておりますし、Analog Game Studiesからの再録も多数、盛り込んでございます。
 正直なところ、2017年5月の『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷 SF・幻想文学・ゲーム論集』に続く、Analog Game Studiesメンバーが発刊した第2の論集がこういった形にならざるをえなかったことには複雑な思いもありますが(また、AGSが合流しているボードゲーム読書会@高田馬場では、〈日本現代卓上遊戯史紀聞〉シリーズを発刊していますが)、Analog Game Studies開設後の想いのようなものがわずかでも伝われば幸いです。(岡和田晃)

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《以下、BOOTHにある紹介文の転載です》

 2020年2月に急逝した、蔵原大氏の遺稿を精選・集成し、関係者30名の追悼文を添えた本文540頁の大著です。戦略学研究から出発し、ウォーゲーム史・シリアスゲームを通じた産官学の連携の研究といった分野で重要な仕事をなした故人の業績、および人柄を偲ぶよすがとして、次のリンク先にて、電子書籍版を非営利で無償頒布いたします。

【[編]石塚正英・岡和田晃、[発行]蔵原大遺稿集刊行会、2020年12月31日刊】

※なにぶん大部の本ということもあり、紙媒体で読みたい人もおられると思いますが、そうした方には、印刷・製本・発送に伴う実費のカンパをお願いしております(2021年2月末、印刷版を限定刊行予定)。詳しくはakiraokawada@gmail.comにまでご連絡下さい。

●目次

・刊行のあいさつ(石塚正英)
・『史学研究とゲーム研究の徒・蔵原大―遺稿と追悼―』解題(岡和田晃)

・第一部「単著論文」
 文民統制こそ国家生き残りのための戦略− 旧西ドイツ政軍関係の精神に学ぶ−
 二十世紀のウォーゲーミング(図上演習の方法論)に関する歴史
 戦略学「教育」の新潮流:紛争シミュレーション教育の理論・実践・政治的利用に関する考察
 近現代ウォーゲーム(兵棋演習)の概史――二百年の変遷

・第二部「共著論文」
 ネット時代における「政府広報ゲーム」の将来性:防衛省シリアスゲーム「自衛隊コレクション」はいかにして企画・制作されたか?

・第三部「翻訳」
 サクセサーズ(AH)ヒストリカルノート
 研究ノート 歴史上の紛争を表現するシミュレーション手法

・第四部「コラム・書評・レポート」
 ハウス=デバイテッド(GDW)リプレイ南北戦争
 −教訓は忘れ去られた−:戦艦大和のミッドウェー海戦
 【書評】石津朋之『リデルハートとリベラルな戦争観』
 米国立公文書館「第二次世界大戦関連デジタルアーカイブ」利用の手引き
 【書評】桃木至朗『わかる歴史・面白い歴史・役に立つ歴史』
 陸自シミュレーション演習はどこまで進んでいるのか――陸自幹部学校主催「総合安全保障セミナー」体験記――
 傷だらけの偉大な負け組に捧ぐ:「役割演技式競技」における「ヒーロー」とは何者であろうか?」
 戦略の迷走:『空の境界』と『キラーエンジェルズ』の場合
 【レビュー】秦郁彦編『太平洋戦争のif[イフ]』(2010)
 歴史学者の秦郁彦と戸高一成、ウォーゲームにて激突す!
 【レポート】DBA(De Bellis Antiquitatis):上古の戦場にようこそ!
 【レビュー】ベアトリス・ホイザー『クラウゼヴィッツ早分かり』(Beatrice Heuser, Reading Clausewitz,2002)
 【レビュー】『エクリプス・フェイズ』(Eclipse Phase)さぁ黄昏の未来世界にようこそ!
 【レビュー】ダニガン『ウォーゲームズ・ハンドブック第三版』(J. F.Dunnigan, Wargames Handbook, 2000)
 【レビュー】ジェフリー・パーカー『フェリペ二世の大戦略』(Geoffrey Parker, The Grand Strategy of Philip II, 2000)"
 【レビュー】ジョン・キーガン『戦闘の顔』(John Keegan, The Face of Battle)
 『エクリプス・フェイズ』キャラクター作成術:「軍艦」と「パズル」と「古典」
 世界史プレゼンテーション「ポストナポレオン戦争」「武器」「移民」「将棋=チェスの世界史」「科学革命」
 ゲームと政治のつきあい方――行政広報ゲーム
 ウォーゲーム研究大会・参加談―イギリスで戦略をプレイするということ
 【ちょっと戦略研究】「狂犬」マティス将軍ってどんな人? (1)
 【ちょっと戦略研究】「狂犬」マティス将軍ってどんな人? (2)
 【ちょっと戦略研究】「狂犬」マティス将軍ってどんな人? (3―まとめ)
 【ちょっと戦略研究】「狂犬」マティス将軍ってどんな人? ( 補論) &「狂犬」トランプ
 ボードゲーム読書会『Lost Battles』レジュメ2018 年1 月
 ボードゲーム読書会『Lost Battles』レジュメ2018 年2 月
 ボードゲーム読書会『Lost Battles』レジュメ2018 年3 月
 ボードゲーム読書会『Zones of Control』レジュメ
 宗教とゲーム―頸城野から電脳空間へ―

・第五部「小説・戯曲」
 衛星タイタンのある朝
 「戦うショートショート」又はボーイ・ミーツ・ガール
 「真夏の夜の夢」作戦
 前夜
 女博士イオネスコの受難 リプレイ・忍殺バージョン

・第六部「関係者追悼文」
 蔵原大氏の急逝を悼む(石塚正英)
 蔵原追悼文(市川大河)
 蔵原大さんへ(大沢武彦)
 「戦友」を亡くして(岡和田晃)
 蔵原大氏を悼む(尾ア綱賀)
 追悼文(小野憲史)
 蔵原追悼文(金澤尚子)
 畏友蔵原大君を悼む(岸田伸幸)
 蔵原大氏追悼(草場純)
 ゲームの人、蔵原さん(黒木朋興)
 さようなら、蔵原さん(齋藤路恵)
 蔵原さんとデジタルコンテンツ(佐久間健)
 友になるまえに逝ってしまった友へ(佐藤修)
 蔵原さんのこと(沢田大樹)
 分類を拒むひと(助川幸逸郎)
 追悼文(鈴木香織)
 蔵原さんのこと(瀬戸利春)
 追悼文(高橋志行)
 蔵原大先輩の思い出(谷田雄一)
 蔵原大先生を追悼いたします(張永嬌)
 蔵原さんを偲んで(通堂あゆみ)
 蔵原大さんへ(仲知喜)
 平らな勾玉(西原志保)
 蔵原大氏追悼(伏見健二)
 「遊戯」とは何かを教えてくれた人 蔵原大さん(米田祐介)
 蔵原さん..心優しき善意の人(牧野元紀)
 美女剣士“ 無鉄砲” のダン・ワン( 弾丸) のキャラクターシートをあなたの分身とみて(待兼音二郎)
 「ゲームデザイン討論会」と蔵原さんの思い出(三宅陽一郎)
 蔵原大氏追悼(茂木謙之介)
 蔵原追悼文(八重樫尚史)
 世界の起源の泉(岡和田晃)

・あとがき(岡和田晃)
・蔵原大氏・フォトギャラリー
・著者編者プロフィール

 

【著者】
蔵原 大(くらはら・だい)
1972年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科後期博士課程単位取得退学。修士(人口学)。独立行政法人国立公文書館アジア歴史資料センター、東京大学大気海洋研究所学術支援専門職員、株式会社ジェイブレイン顧問、株式会社分析広報研究所嘱託職員、東京電機大学理工学部情報システムデザイン学系非常勤講師等を歴任する。戦略学研究から出発し、ウォーゲーム史・シリアスゲームを通じた産官学の連携の研究といった分野で重要な業績を遺した。
 主論文に「近現代ウォーゲーム( 兵棋演習) の概史 : 二百年の変遷」(「遊戯史学研究」25号、2013年)、「戦略学「教育」の新潮流:紛争シミュレーション教育の理論・実践・政治的利用に関する考察」(「戦略研究」第9号、2011年)、共著に『世界史プレゼンテーション』社会評論社, 2013年)、『ゲームクリエイターが知るべき97のこと(2)』(オライリー・ジャパン、2013年)ほか、また自身の思想を小説や戯曲としても表現し、代表作に「前夜」(「SF Prologue Wave」、2017年)がある。翻訳書にウィリアムソン・マーレー&リチャード・ハート・シンレイチ『歴史と戦略の本質 歴史の英知に学ぶ軍事文化』(上下巻、共訳、原書房、2011年)など。軍事問題研究会、日本アーカイブズ学会、戦略研究学会、日本デジタルゲーム学会、Analog Game Studies、遊戯史学会、ボードゲーム読書会@高田馬場、ゲームデザイン討論会、アルテス=リベラレス開発研究所、その他に参画。2020年2月急逝。

 

【編者】
石塚 正英(いしづか・まさひで)
1949年新潟県上越市生まれ。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学、同研究科哲学専攻論文博士(文学)。1982年より、立正大学、専修大学、明治大学、中央大学、東京電機大学(専任、2020年3月退職)歴任。東京電機大学名誉教授。2008年〜、NPO 法人頸城野郷土資料室(新潟県知事認証)理事長(現在に至る)。著書に、『革命職人ヴァイトリング――コミューンからアソシエーションへ』『地域文化の沃土――頸城野往還』『マルクスの「フェティシズム・ノート」を読む――偉大なる、聖なる人間の発見』『ヘーゲル左派という時代思潮――A・ルーゲ/ L・フォイエルバッハ/ M・シュティルナー』『学問の使命と知の行動圏域』(以上、社会評論社)、『アミルカル・カブラル―アフリカ革命のアウラ』(柘植書房新社)、J・G・フレイザー『金枝篇』(監修、既刊7巻、国書刊行会)ほか。蔵原大氏を東京電機大学非常勤講師に招聘し、アルテス=リベラレス研究所を立ち上げ、また研究生活50周年記念誌『感性文化のフィールドワーク』(社会評論社)は、蔵原大氏生前最後の文業発表の場となった。

岡和田 晃(おかわだ・あきら)
1981年北海道上富良野町生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科で修士(文学)を取得。2007年より、ゲーム作家・研究家、文芸評論家として活動。2011年より、商業媒体で歴史コラム執筆。2015年より、共愛学園前橋国際大学、法政大学経済学部、東海大学文化社会学部等の非常勤講師を務める。2019年より、商業文芸雑誌の編集長、現代詩創作の仕事も開始。「ナイトランド・クォータリー」編集長。著書に、『「世界内戦」とわずかな希望―伊藤計劃・SF・現代文学』(第5回日本SF評論賞優秀賞を含む)『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷 SF・幻想文学・ゲーム論集』(以上、アトリエサード)、『反ヘイト・反新自由主義の批評精神――いま読まれるべき〈文学〉とは何か』(第50回北海道新聞文学賞佳作の改題、寿郎社)、『掠れた曙光』(茨城文学賞詩部門受賞、書苑新社)、『現代北海道文学論 来るべき「惑星思考(プラネタリティ)」に向けて』(編著、藤田印刷エクセレントブックス)、『幻想と怪奇の英文学W――変幻自在編』(共著、春風社)ほか、RPG『エクリプス・フェイズ』『トンネルズ&トロールズ』『ウォーハンマーRPG』『ダンジョンズ&ドラゴンズ』等関連の翻訳・創作も多数。Analog Game Studiesを立ち上げ、蔵原大氏と共闘した。

 

装丁・製作:松島梨恵
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Analog Game Studiesサイト・再リニューアルのお知らせ

Analog Game Studiesサイト・再リニューアルのお知らせ

 岡和田晃


 2010年10月に解説されたAnalog Game Studiesのサイトは、2013年10月に新サイトへ(http://analoggamestudies.com/)に移行しておりましたが、しかし諸般の事情で2018年頃、そちらがリンク切れを起こし、2013年10月〜2016年9月の記事が読めない状態が続いてしまっておりました。
 そこでこのたび、もともとの旧サイト(本サイト)にログを手動で再移行し、画像情報については、キャッシュのURLを併記する形で、復元作業を行いました。
 寄稿者の方々、読者の方々については、不都合をお詫びいたします。
 以降、Analog Game Studiesの記事については、本サイトにてご確認をいただけましたら幸いです。
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【2016年9月30日記事復元】Analog Game Studies 各種活動報告( 2016 年 1 〜9月)


※キャッシュは、
https://web.archive.org/web/20180816224404/http://analoggamestudies.com/?p=1329

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【活動報告】 Analog Game Studies 各種活動報告( 2016 年 1 〜 9 月)

 岡和田晃

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 2016 年 1 〜 8 月の Analog Game Studies の活動報告をさせていただきます。

 新体制の Analog Game Studies では、遊戯史学会の分科会となったボードゲーム読書会@高田馬場と合流し、毎月、研究活動をしています。 1 〜 8 月は毎月 AGS メンバーが参加いたしました。

 大著である Jon Peterson “ Playing at the World ” (2012, Unreason Press) をようやく読み終わりました。また、 Tracy Fullterton “ Game Desin Workshop ”日本語版(『中ヒットに導くゲームデザイン』、中本浩訳、ボーンデジタル、邦訳 2015 年)を少しずつ読み進めております。その他、『キリギリスの哲学』の訳者の論文、川谷茂樹「〈人生〉がゲームであるという可能性について」の講読を行いました。
 いずれも大著ですが、学習の成果をアウトプットに役立てることを目指しています。読書会の模様(動画)やレジュメの PDF は、ボードゲーム読書会のサイトからダウンロードできますので、ぜひアクセスしてみてください。

 最近では、電子版が発売されたばかりのイェスパー・ユール『ハーフリアル』の講読を行っております。こちらは校閲協力も兼ねておりまして、あとがきや巻末に AGS メンバーが言及&クレジットされています。名著ですので、ぜひご覧ください。

 また、ボードゲーム読書会では、「浄土双六」のテストプレイも行いましたが、こちらも草場純の現代語訳で発売されました。

 ボードゲーム読書会を除いた AGS の主な活動を下記で紹介していきます。

 2016 年 1 月発売の「 TH (トーキング・ヘッズ叢書)」 No.65 「食と酒のパラダイス!」には、岡和田晃と田島淳が共著「『ダンジョン飯』から広がるディープなファンタジーゲームの世界」を寄稿しました。『ウィザードリィ』や関連小説群に『アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ』の“ Wilderness Survival Guide ”、『ザナドゥ・データブック』、グローランサ世界の『トロウルパック』、菊地秀行『妖神グルメ』、ペトロニウス『サテュリコン』までをコアに紹介。


 同じく 1 月発売の『きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド』で、岡和田晃は都甲幸治氏×阿部賢一氏との鼎談で J ・ R ・ R ・トールキンや『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の話をしています。

  2 月 7 日には東洋文庫で《ゲームデザイン討論会―公開ディスカッション 2016 年》 . が開催。大盛況でした。司会が蔵原大、パネル参加者に草場純。詳細は待兼音二郎氏・岡本充弘氏のレポートをご覧ください。

  2 月 11 日は、岡和田晃のゲームマスターにて、『ルール・ザ・ワールド ワイルド 7 』をゲストにいたる氏、沢田大樹氏、市川大河氏をお迎えしてプレイしました。この経験をもとに、 2 月 14 日にはいたる氏、沢田大樹氏、岡和田晃が高梨俊一氏のインタビューを行いました。

  2 月 29 日にはウォーゲームを強化。 GDW 社の SF ゲーム「メイデイ」と、中嶋真氏デザイン「三十年戦史」(「ダブルチャージ」 4 号)をプレイしました。

  3 月 7 日には AGS でも告知された「クク大全を遊ぶ会」を開催。日本式クク、インディアンクク、イタリアクク 1 、イタリアクク 2 、イタリアクク 3 、 5 枚キッレ 1 と、 7 種類の『クク』を体験。レポートは Togetter にまとめられています。

  3 月 14 日は、 AGS 内でのスーツ『キリギリスの哲学』講読と、リュディガー・トルンのカードゲーム『アサンテ』、高梨俊一氏デザインのウォーゲーム「ドイッチュラント・ウンターゲルト」(「タクテクス」版)をプレイしました。

  3 月 19 〜 20 日には岡和田晃が第 10 回 TRPG 文華祭にゲスト参加。『ウォーハンマー RPG 』と『エクリプス・フェイズ』を GM 、トークショーにも参加しました。

  3 月 21 日には田島淳の GM で『ルーンクエスト 90 ’ s 』をプレイしました。参加者は伊藤大地、岡和田晃。ゲストは北島一幸氏、なるねこ氏。

  4 月 5 日は、「ぷち伏見健二祭り」として、伏見健二氏デザインの二人用 RPG 『ピークス・オブ・ファンタジー』と、同じく伏見健二氏のウォーゲーム「八王子城攻防戦」(「ウォーゲーム日本史」 15 号)をプレイしました。

  4 月 14 日〜 7 月 28 日まで、岡和田晃が共愛学園前橋国際大学で「ポップカルチャー論」を開講(全 15 回)。

  4 月 24 日は岡和田晃の GM で『エクリプス・フェイズ』をプレイ。プレイヤーに蔵原大、ゲストに小野憲史氏、金澤尚子氏、市川大河氏。

  4 月には草場純が待望の単著『遊びの宝箱』をスモール出版から刊行。大好評を博しております。また、 Trick Taking Party ゲーム賞の選考委員に就任。「 Role&Roll 」 Vol.140 の『エクリプス・フェイズ』特集内、緑一色氏のコミック「スピタのコピタの!」に岡和田晃が参加。翌 Vol.141 以後は翻訳チーム名義から岡和田晃名義になる形で参加しています。


 また、「トーキング・ヘッズ叢書」 No.66 「サーカスと見世物のファンタジア」には岡和田晃と田島淳が執筆参加。『トンネルズ&トロールズ』のソロ・アドベンチャー「サイドショー」のレビューや、「ロック・ミュージックと RPG 文化(その 1 )」を寄稿しました。


  5 月 2 日には田島淳の GM で『ルーンクエスト』をプレイしました。参加者は伊藤大地、岡和田晃、蔵原大。ゲストにヤピロ氏、ヨンギ氏。

  6 月 5 日には共愛学園前橋国際大学で開催された「ポップカルチャー論」のワークショップでゲスト講師の草場純が講師の岡和田晃と一緒に、わらべ遊び「なかなかホイ」に「青山墓地」と、ドミノのインストを行いました。

  6 月 12 日には共愛学園前橋国際大学で開催された「ポップカルチャー論」のワークショップで、ゲスト講師の岩田恵氏と講師の岡和田晃が RPG 『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』をモデルにしたキャラクターメイクのワークショップを行いました。

  6 月 30 日には待望の『エクリプス・フェイズ』基本ルールブック日本語版がついに発売となりました。岡和田晃、高橋志行、仲知喜が翻訳チームに参加。蔵原大が校正協力。 AGS もスペシャル・サンクスにクレジットされております。

  7 月 7 日には共愛学園前橋国際大学で開催された「ポップカルチャー論」のワークショップでゲスト講師の近田全史氏が講師の岡和田晃と、『ローズ・トゥ・ロード』( 2010 年版)の簡易版を用いた RPG のワークショップを行いました。

  7 月 14 日には共愛学園前橋国際大学で開催された「ポップカルチャー論」のワークショップで、ゲスト講師の徳岡正肇氏と岩田恵氏が、講師の岡和田晃とともに『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』を用いたワークショップを行いました。

  7 月 25 日には岡和田晃がスイッチゲームズの『エクリプス・フェイズ』体験会にゲスト参加。『エクリプス・フェイズ』のゲームマスターをしました。同じく、 7 月発売の「 TH (トーキング・ヘッズ叢書)」 No.67 「異・耽美〜トラウマティック・ヴィジョンズ」には岡和田晃と田島淳が執筆参加。特集でサム・チャップ&アンドリュー・グリーンバーグ『ノド書』のレビューや、「ロック・ミュージックと RPG 文化(その 2 )」などを寄稿

 8 月 25 日の CEDEC2016 では、蔵原大が「行政、広報、ゲームの「今」―無料ゲームアプリ「自衛隊コレクション」はどのように企画・開発されたか?―」と題して発表。
  4Gamers.com で徳岡正肇氏がレポートしています。

  8 月の「 Role&Roll 」 Vol.143 では岡和田晃の手になる『エクリプス・フェイズ』のゲームシナリオ「スパイダー・ローズの孤独」が掲載。また「ナイトランド・クォータリー Vol.6  奇妙な味の物語」には、ケン・リュウの『エクリプス・フェイズ』小説「しろたえの袖(スリーヴ)――拝啓、紀貫之どの」(翻訳:待兼音二郎氏)と、岡和田晃の解説「トランスヒューマン時代の太陽系――『エクリプス・フェイズ』とシェアードワールド」が掲載。

  9 月 3 〜 4 日の JGC2016 では、サンセットゲームズの『ハーンマスター』体験会に伊藤大地と岡和田晃がゲームマスターで参加。また、岡和田晃は JGC 内の「 R-CON 」で『エクリプス・フェイズ』と『ガンドッグ・リヴァイズド』のゲームマスターと、新作発表会への出演を行いました。『ハーンマスター』に関しては、お待たせしていました『雛菊の野』の発売の見通しがたちました。

  9 月 17 日は「なかよし村とゲームの木」の第 26 回クク大会。終了後、第 2 回「クク大全を遊ぶ会」を開催、「クックー1」をプレイしました。

 また、新しく始まった株式会社ブックリスタの書評 SNS 「シミルボン」に、岡和田晃、蔵原大、田島淳が参加しています。こちらもご覧ください。
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