2011年07月22日

ファイアウォールへようこそ:エクリプス・フェイズ紹介(その3)

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ファイアウォールへようこそ:エクリプス・フェイズ紹介(その3)

 朱鷺田祐介

Homepage | Eclipse Phase
当ブログAnalog Game Studies(AGS)は『エクリプス・フェイズ』(または『イクリプス・フェイズ』)公式サイト(Homepage | Eclipse Phase)で承認されているファンサイト(Fan Websites)の一つです( http://eclipsephase.com/resources )。

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第2回はこちらで読めます。

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 「エクリプス・フェイズ」の紹介その3。ちょっと、ゲーム面の話をします。

 この連載は、7/30の「Eclipse Phase体験会@R&Rステーション」でGMするための、復習的なものです。7/16-18の北海道遠征@多彩の渦コンベンションにも持ち込む予定なので、夜の部あたりで遊べればと思っております(編注:本稿は朱鷺田祐介氏のウェブログ「黒い森の祠」からの転載であるため、初出時の時事的内容については、再掲の際にずれが生じる場合があります。あらかじめご了承ください)。


●ちょっとゲーム的な話

 最初の2回は、「エクリプス・フェイズ」の世界観の触りを話しましたので、そろそろ、ゲーム的な話をば。

 「エクリプス・フェイズ」のルール回りは、皆さんも親しんでいる%ロール系のゲームです。一般のゲームで言えば、能力値に当たる適性(Aptitude)、HPやイニシアティブなどをまとめた特性値(Stat)、適性とリンクした技能値(Skill)があり、主に、技能値(だいたい20〜90)を用いた%ロールが用いられます。


●テスト(行動判定)

基本:%ダイスを振り、判定値以下ならば、成功。
 ゾロ目で成功なら、クリティカル成功。ゾロ目で失敗なら、クリティカル失敗
 00は常にクリティカル成功、99は常にクリティカル失敗。
 成功の度合いを出したい場合、判定値-30以下なら良い成功(エクセレント)、判定値+30以上の失敗なら、際立った失敗(シビア)とする。

修正値:状況で+30〜-30の修正がつく。(修正の合計値は最大+60〜-60)
 技能なしの判定は、-30%。
 チームワーク:協力者1名につき、+10(最大+30)
 時間をかける:元時間の、50%の時間を増やすごとに、+10。
 負傷:負傷値以上のダメージを受けると、(ダメージ÷負傷値、端数切捨て)個の負傷を受ける。負傷1個あたり、すべてのテストに-10の修正を受ける。同様に、精神的な痛手(トラウマ)も、トラウマ1個あたり-10の修正。
 演出(オプション):かっこいい演出描写が出来たら、プラス修正を認めてもよい。

対抗判定:互いに成否を比べる。両方とも成功なら、出目の大きい方が勝利。


 少々オプションがありますが、%ロールのゲームに慣れた方なら、すっとご理解いただける範囲です。
 ゾロ目がクリティカル成功/失敗に当たるのは、ヒーロー・ポイントに当たるMoxie(勇気)で、10の位と1の位を入れ替える(アスキー版『真・女神転生』TRPGにおける、スワップ・ダイスの効果ですね)ことができるからです。


★Moxie(勇気) 1点を消費した場合の効果

・ダイスを振る前に使うと、すべての修正を無視できる。
・振った後に使うと、出目の10の位と1の位を交換できる。(『真・女神転生 覚醒編』のスワップと一緒)
・成功した判定なら、クリティカル成功にできる。
・クリティカル失敗を打ち消し、通常の失敗とする。
・アクション・フェイズで、最初に行動できる。

 これに、戦闘関係や精神的なトラウマ、「魂(Ego)」と「身体(Morph)」の扱い、アイテム、超能力、メッシュ(ネットワーク)などで、大量のデータが上乗せされますが、基本のルールは上記の判定系につきます。

 注目の点はオプション・ルール「Narrative Modifier(描写での修正)」がルール化されていることで、ストーリー派のプレイをする場合、かっこいい描写が出来たら、プラス修正をもらってもいい、と書いてあることです。実際、日本のプレイ環境から言えば、いまさらと思う方もおいでかもしれませんが、ルールブックに書いてあるというのは、面白いでしょう。


注記1:この連載は、知人のゲーム・ライター 岡和田晃さんの主催するアナログ・ゲーム・スタディーズ(編注:本サイト)にも転載されています。こちらのサイトは、アナログ・ゲームを学術的に検証しようとするゲーム学的な志向の強いサイトで、一般のゲームサイトとはかなり雰囲気が違いますので、私のぐだぐだな解説でいいのかね? とも思いますが、同サイトで行われている「エクリプス・フェイズ」紹介の、敷居を下げる意味でバランサーになればよいと思います。

注記2:今回のネタではMixiのエクリプス・フェイズ・コミュのメンバーから的確なアドバイスをいただきました。感謝します。

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第4回はこちらで読めます。

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朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)
 TRPGデザイナー、ライター。スザク・ゲームズ代表。『シャドウラン4th Edition』の翻訳をシャドウランナーズとともに務める。代表作は『ブルーローズ・ネクサス』、『深淵 第二版』(ともにエンターブレイン)、『真・女神転生TRPG 魔都東京200X』(ジャイブ)など。TRPG以外の著作に『クトゥルフ神話ガイドブック』、『超古代文明』など(すべて新紀元社)。
 (『シャドウラン4th Editionリプレイ 旅する天使たち』新紀元社、2010より)
posted by AGS at 18:00| エクリプス・フェイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

『エクリプス・フェイズ』ゼロ年(Eclipse Phase: Year-0)―(6):「太陽系」の画像の場合

『エクリプス・フェイズ』ゼロ年(Eclipse Phase: Year-0)―(6):「太陽系」の画像の場合
 蔵原大

Homepage | Eclipse Phase
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 SFゲーム『エクリプス・フェイズ』(Eclipse Phase, http://analoggamestudies.seesaa.net/article/183475700.html )は未来の太陽系社会を扱った作品です。その中で描かれているテクノロジーや社会情勢が今のわたし達を原点としているのは言うまでもありません。サイエンス・フィクションをさらに理解し、さらに楽しみたいのだとしたら、まず現実のサイエンスをさらに理解し、さらに楽しむという所から入るのも一つの手法ではないでしょうか。

 そこで今後は"『エクリプス・フェイズ』ゼロ年"という連載コラムを通じ、未来技術・複数の領域での先端研究に関連しそうな研究成果・講演・セミナー等を随時ご紹介していきます。この第六回では『エクリプス・フェイズ』の主たる舞台となる「太陽系」の様々な事象に関する無料画像、最新研究について扱いました。

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【@.ナショナルジオグラフィックのこと】

● 宇宙 - 太陽系 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト:
http://www.nationalgeographic.co.jp/science/space/solar-system/index.html

太陽系の全惑星を月面上から望む quoted from National Geographic

 「地球は太陽系に多く存在する天体の一つにすぎない。」

 その通りです。SFゲーム『エクリプス・フェイズ』の舞台である太陽系は、もちろん21世紀今の太陽系の未来像(約二百年後?)にあたります。そこに登場する惑星、衛星は当然ながら今のそれを模したものです。昨日や今日を理解することが未来への理解につながります。

 百年来の伝統ある雑誌『ナショナル・ジオグラフィック』は、この魅惑的世界である「太陽系」について鮮明な写真画像を含めたきめ細かい解説を公開しています。太陽系の構成、歴史、現状、研究成果など多岐に渡る説明は、単にゲームに役立つのみならず、私たちを取り巻く環境を理解する上で意義ある内容です。

 『ナショナル・ジオグラフィックス』での公開画像(惑星、衛星、探査機など)は「壁紙」として無料配信されていることもありますので、これまたSFゲームのプレイや理解には便利です。原著作権を尊重した上で活用しましょう。壁紙ご利用の際の注意事項はこちらをご参照くださいhttp://www.nationalgeographic.co.jp/common/kiyaku.html)。

○ フォトギャラリー: 太陽系:
http://www.nationalgeographic.co.jp/science/photos/photo_science.php?GALLERY_VignVCMId=ba2d9f48ddfe4110VgnVCM100000ee02a8c0RCRD
○ 宇宙 - 月探査 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト:
http://www.nationalgeographic.co.jp/science/space/space-exploration/moon-exploration-article.html
○ 宇宙 - 木星 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト:
http://www.nationalgeographic.co.jp/science/space/solar-system/jupiter-article.html
○ 宇宙 - 小惑星と彗星 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト:
http://www.nationalgeographic.co.jp/science/space/solar-system/asteroids-comets-article.html
○ 動画 - 宇宙 - 火星の謎を解き明かせ - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト: http://www.nationalgeographic.co.jp/video/video_title.php?category=4&embedCode=Rta3E5OukJWdkTgOa2dw8PODMn4PbElM

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【A.NASAのこと】

● Solar System - NASA Jet Propulsion Laboratory:
http://www.jpl.nasa.gov/solar-system/index.cfm

The Greatest Saturn Portrait ...Yet quoted from NASA official site アメリカ航空宇宙局こと通称「NASA」は、これまでの宇宙探査によって得られた膨大な画像データを国内外に無料公開しています。太陽系の惑星や衛星のみならず遠い銀河の姿まで網羅した壁紙集は、私たちを無限の星空へといざなっています。その向こうにはもしかしたら私たちの同胞、知性を持った生命体がいるのでしょうか?

○ Space Images Wallpaper Search: Featured - NASA Jet Propulsion Laboratory:
http://www.jpl.nasa.gov/spaceimages/searchwp.php?category=featured
 こちら(↑)の無料壁紙集はいかがでしょう。

● Breakthrough Propulsion Physics:
http://www.grc.nasa.gov/WWW/bpp/index.html

Artist's depiction of a hypothetical Wormhole Induction Propelled Spacecraft, based loosely on the 1994 'warp drive' paper of Miguel Alcubierre. Credit: NASA CD-98-76634 by Les Bossinas. ちなみに話は変わりますが、NASAでは一時「ワープ航法」(光速を超えて移動する方法)の研究を行っていたそうです。こちら「最新推進物理学」(Breakthrough Propulsion Physics, http://www.grc.nasa.gov/WWW/bpp/index.html)の報告によると、百万ドル以上を投じて為された研究は残念ながら中断しているとのこと。しかしSFゲーム『エクリプス・フェイズ』に登場する宇宙船が実現する日は、必ずしも遥かな未来ではないのかもしれません。


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【B.東京大学のこと】

● 東京大学理学部 地球惑星物理学科:
http://wwwold.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/gakubu/chibutsu.html

東京大学理学部 地球惑星物理学科 思い切って「太陽系」を研究しようとされるゲーマーの方、この「地球惑星物理学科」の門を叩かれてはいかがでしょうか。いま東大生の方々にも窓口は開かれています。


○ 地球惑星物理学科 [ 駒場生のための科目選択の手引き・要望科目 ]:
http://wwwold.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/gakubu/geoph/komaba_tebiki.html

 地球惑星物理学科の公式サイトでは、専門的見地から諸惑星(地球・火星・金星など)の実情が説明されています。

○ 地球惑星物理学科 [ 太陽系と惑星の科学 ]:
http://wwwold.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/gakubu/geoph/space/index.html
○ 地球惑星物理学科 [ 火星 ]:
http://wwwold.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/gakubu/geoph/space/mars.html
○ 地球惑星物理学科 [ 金星 ]:
http://wwwold.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/gakubu/geoph/space/venus.html

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盤上遊戯の世界史 どんな文化的コンテンツもそうですが、特に頭を使う「ゲーム」の場合、そのゲーム以外の要素への配慮があるほうがゲームが楽しくなり、社会的にも意義あるものになります。伝統的ゲームである「囲碁」「将棋」などは今や「教材」「スポーツ」として幅広く活用されていますし、歴史を扱う「ウォーゲーム」もまた然りです。ボードゲームの場合においても、やはり過去のシステム、つまり歴史を参照しながら改良を重ねて新作が生まれてきました。親しみやすくするために、例えば家や動物といった社会的なモチーフが活用されたのもその一例です(有名なものとしては『モノポリー』があります)

 『エクリプス・フェイズ』はそうした頭を使う種類の「ゲーム」ですので、この機会に楽しみながら科学への造詣を深められるというのも、また愉快ではないでしょうか。

● 情報化推進レター MNC科目「囲碁で学ぶ数理科学入門」:
http://www.waseda.jp/mnc/letter/2010jun/teachers_column.html
● 増川宏一『盤上遊戯の世界史』
http://www.amazon.co.jp/dp/4582468136
● King's College London - Conflict Simulation:
http://www.kcl.ac.uk/sspp/departments/warstudies/people/professors/sabin/consim.aspx

Eclipse Phase Sunward
 ←ところで『エクリプス・フェイズ』の中には(未来の)太陽系のついての解説書"Eclipse Phase Sunward"(エクリプス・フェイズ:太陽に近い側)がありますhttp://eclipsephase.com/releases)。そちらをご参照いただき、今後の宇宙開発と比べてみるというのも面白いかもしれません。ちなみに同書はめでたくも英語圏を代表するゲーム賞「Origins Award 2011」にノミネートされましたことを書き添えておきます。
 なお以前の"『エクリプス・フェイズ』ゼロ年"記事(↓)も併せてお読みいただけますとありがたい限りです。

○第一回「東京大学」: http://analoggamestudies.seesaa.net/article/198290624.html
○第二回「現役研究者ブログ」: http://analoggamestudies.seesaa.net/article/198693657.html
○第三回「無料ボードゲーム」: http://analoggamestudies.seesaa.net/article/201383672.html
○第四回「SF文学」: http://analoggamestudies.seesaa.net/article/203913334.html
○第五回「AGS」の「研究課題の募集」: http://analoggamestudies.seesaa.net/article/210528400.html

 それでは次回にまたお会いしたく思います。






クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
『エクリプス・フェイズ』ゼロ年(Eclipse Phase: Year-0)―(6):「太陽系」の画像の場合 by 蔵原大(Dai Kurahara) is licensed under a Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植 License.
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2011年07月13日

ファイアウォールへようこそ:エクリプス・フェイズ紹介(その2)

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ファイアウォールへようこそ:エクリプス・フェイズ紹介(その2)

 朱鷺田祐介

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当ブログAnalog Game Studies(AGS)は『エクリプス・フェイズ』(または『イクリプス・フェイズ』)公式サイト(Homepage | Eclipse Phase)で承認されているファンサイト(Fan Websites)の一つです( http://eclipsephase.com/resources )。

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第1回はこちらで読めます。

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 「エクリプス・フェイズ」の紹介その2。まあ、ゆるゆる行きます。

 この連載は、7/30の「Eclipse Phase体験会」でGMするための、復習的なものです。7/16-18の北海道遠征にも持ち込む予定なので、夜の部あたりで遊べればと思っております(編注:本稿は朱鷺田祐介氏のウェブログ「黒い森の祠」からの転載であるため、初出時の時事的内容については、再掲の際にずれが生じる場合があります。あらかじめご了承ください)。


Eclipse Phase Core Rulebook

Eclipse Phase Core Rulebook

  • 出版社/メーカー: Posthuman Studios, LLC.
  • 発売日: October 13, 2009
  • メディア: Hardcover, Full Color





●SFホラーの世界

 さて、前回、「エクリプス・フェイズ」は宇宙冒険SF-RPGだと書きましたが、同時に、ホラーと陰謀の要素が含まれた作品でもあります。
 どことなく、映画「エイリアン」を思わせる謎の宇宙服と機械触手、宇宙ステーションが描かれたカバーにも「The Roleplaying Game of Transhuman Conspiracy and Horror」(トランスヒューマン時代の陰謀と恐怖を扱うRPG)と書かれています。システム的にも、精神的なトラウマやストレスに関するルールがあり、「クトゥルフ神話TRPG」に似た部分もあります。

 実は、宇宙版「クトゥルフ」なの? という受け取る人もいるかもしれませんが、それも少し違います。

 いわゆるSF-RPG、というと、私も昔、「パラダイスフリート」を作りましたし、現在もサイバーパンク・ファンタジーの「シャドウラン」に関わっていますが、実は、SFにはホラーの側面があります。SF設定をきちんと追求していくと、ある種の「想像したら怖い技術社会や超科学、異星人や人類自身が産み出した悪夢」と直面せざるを得ません。例えば、「フランケンシュタインの怪物(科学技術による、人間の創造)」や「ロボット(機械と人間)」は容易に恐怖の存在となります。

 「エクリプス・フェイズ」でも、「人類殲滅を決意した戦闘AI、ティターンズの戦闘機械」や「外宇宙から持ち込まれたらしい謎のウイルス」がそうした恐怖の対象と見なされていますし、あるいは、「ハイパーコープが発明した先端技術の結晶や、パンドラ・ゲート(次元の門)のかなたから持ち込まれた宇宙文明の遺産が暴走する」場合もあります。

 また、「エクリプス・フェイズ」は、「魂(Ego)」がデジタル化され、「義体(モルフ)」を自在に交換できる世界です。この結果、様々な恐ろしいシチュエーションが発生します。
 例えば、「エクリプス・フェイズ」のオープニング小説「Lack」(欠落)は、主人公が新しい義体に魂をダウンロードされて目覚めるところからスタートします。どうやら、主人公とその仲間たちは、「ファイアウォール」のエージェントとして、何らかの任務に挑み、おそらく、死亡したのでしょう。主人公は、なぜ、自分たちが死んだのかを自問自答しながら、「ファイアウォール」の指示に従い、前の自分達が失敗したのかもしれない新たな任務(?)に挑戦します。 「へびつかい座ホットライン」というSFをお読みになった方なら、イメージがわくかもしれません。あるいは、「キルン・ピープル」などでもかまいません。

 こうしたSF的な恐怖と戦うのも、このゲームのテーマのひとつです。

●陰謀の要素:コンスピラシー

 もうひとつのテーマが「コンスピラシー」(陰謀)です。

 現実がそれほど簡単なものでないことは、誰にでも分かっています。そのため、ゲームであっても、少しでもリアルな世界設定を考えていった場合、そこには、国家観の対立や政治信条などの食い違い、しばしば、利益追求のために踏みにじられる正義や平和などといった社会の闇の要素が組み込まれていきます。時には、まるで陰謀論そのもののような秘密の策謀やスパイゲーム、残虐な軍事ミッションすら求められます。
 それらは決して表に出ない闇の動きであり、近年、「コンスピラシー物」として、さまざまなSF-RPGに組み込まれています。例えば、「エクリプス・フェイズ」の開発者であるロブ・ボイルがライン・ディベロッパーを務めていた「シャドウラン」では、大企業同士の暗闘の最前線で戦うフリーランサーであるシャドウランナーが主人公で、失敗した際には「存在しないはずの存在」として、依頼人から切り捨てられる存在です。(このあたりは、「スパイ大作戦/ミッション・インポッシブル」にある「なお、この件に関して、君、もしくは君の仲間が捉えられたり、殺されたりしても当局は一切関知しない」という宣言に近い「お約束」なのですが。)

 サイバーパンクの発展として、「陰謀論的な世界の前線で戦うヒーロー」の時代が来ているのです。

 「エクリプス・フェイズ」のPCたちも、さまざまな陰謀と戦うことになります。
 「エクリプス・フェイズ」の太陽系に散らばる無数の宇宙居住区は、経済資本主義と社会秩序の過酷な実験場になり、それぞれがさまざまな信条を抱え、あるいは、生存のために模索しています。時には、表に出せない形でさまざまな行動をします。それは、奇妙な根回しであったり、違法行為であったり、隠された軍事行動であったりします。PCたちは、そうした各国の陰謀の網の一部に触れ、あるいは、陰謀を突き止め、それらが「人類の絶滅を招くリスク」を抱えていた場合、それと戦うことになります。例えば、

・ハイパーコープ(超企業):利潤のために、危険な状況を引き起こしたり、異星人やティターンズに由来する危険な技術を乱用したりします。
・国家や勢力:太陽系に存在するさまざまな勢力が、人類全体のことを考えず、互いに争いあい、自らの都合を押し付けあったり、市民を搾取したりしています。
・パンドラ・ゲート:銀河の彼方につながる次元ゲートです。そこから流入する異星人の技術が危険であったり、逆に、この次元ゲートを巡って暗闘や軍事行動、テロなどが繰り広げられたりします。
・ティターンズの遺物:人類を破滅に導いた戦闘AI、ティターンズは消滅しましたが、その遺物である戦闘ロボットはまだ多数残っており、その技術や謎を巡って各勢力が暗躍しています。


 こうした陰謀を暴き、よりよい未来を目指して戦うのも、「ファイアウォール」の任務です。

●ファイアウォールの謎

 さて、PCは秘密組織「ファイアウォール」のエージェント「センチネル」となって、「トランスヒューマンに振りかかる絶滅の危機=エクスティンクション・リスク」と戦うと書きましたが、さて、この「ファイアウォール」とは何でしょうか?

 実は、よく分かりません。

 「ファイアウォール」は、謎の秘密組織で、PCたちのような構成員が社会のさまざまな場所に入り込み、必要に応じて呼び出され、チームを組んで「絶滅の危機」と戦うことになります。

 正義の味方?

 残念ながら、この時代における正義の概念はあまりにも多様化していて、「ファイアウォール」という謎の組織の目的が、正義とは見なされないことも多々あります。いくつもの法域では、違法組織と見なされていますし、多くの場合、国家がその存在を認めていませんので、都市伝説に過ぎないものとして、ほとんどの人が「ファイアウォール」の存在すら知らずに暮らしています。

 さらに、「ファイアウォール」の活動の中には、「大を活かすために、小を殺す」ような行為がしばしばあり、ハイパーコープ(超企業)やハビタット(宇宙居住区)に対するテロやサボタージュ、暗殺や強奪なども含まれます。もしかすると、ある宇宙船を守るために、いたいけな少女(おそらく、異星起源の危険なウイルスに感染)をエアロックから宇宙空間に放り出すような決断を迫られるかもしれません。

 組織の形態も秘密です。ルールブックにそれなりの説明はありますが、後半の「Game Information」に書かれた裏設定は、GMオンリーの秘密設定になっています。私が初版「ブルーローズ」で「秘匿情報」に指定したような背景設定で、ゲームを通じて少しずつ明らかにされるべき秘密設定だと思ってください。

 PCが知る範囲で言えば、前述の通り、「ファイアウォール」は「人類絶滅の危機と戦う秘密組織」であり、その全貌は謎に包まれています。慎重に構成された緩やかなネットワークで、PCがその全貌を知ることは、まず、出来ません。これは、敵の攻撃から組織を守るためです。それぞれのエージェントはメールなどでひとりずつ秘密裏に勧誘され、「バックアップからの復活保証」「資金や装備レベルの支援」などを条件に、エージェントになります。多くの場合、プロクシイと呼ばれる連絡役としか接点がなく、ミッションごとに、状況に応じたメンバーでチームが構成されます。
 義体も、任務に合わせて選ばれます。この時代、通信によるデータ転送は無限大のものにまで拡大しており、光速を超える「転送/Farcast」も可能になっているので、招聘されたエージェントが、「魂(Ego)」、あるいは、そのコピー(Fork)だけ現地に飛ばし、現地で義体にダウンロードして任務に当たるということもよく行われます。

 このあたりは独特の設定ですが、同時に、ゲーム的な効果もあります。

・PCが死んでも、バックアップがあれば、復活できる。(義体への再DLはしばしば精神に強い負担を与えます)
・物理的な距離を超えて、太陽系全土で活躍できる。
・状況に合わせて、外見や機能を乗り換えていける。
・必要があれば、コピーを同時に活動させることすらできる、(記憶や意志の再統合は、強い精神ストレスを生じますので、濫用にはご注意を)


 このあたりは、ゲームとして遊ぶためのご都合主義も含まれていますが、「人類絶滅の危機と戦うエージェント」を遊ぶためのギミックだと思っていただけるとたすかります。

●付記

 PCが「ファイアウォール」のエージェントとなるのは、あくまでも、デフォルト・キャンペーン設定(基本型として、デザイナーが推奨するパターン)になっています。ルールブックとしては、「エクリプス・フェイズ」の設定を生かした、どのような遊び方も、ユーザーの自由となっていますが、朱鷺田としては、それはあくまでもやりこんでからのものだと思いますので、この紹介記事では、プレイのイメージがわきやすい「ファイアウォール」から始めています。

 次回はできたら、コンベンションでゲーム告知に必要そうな、「サンプル・キャラクター」とか、「世界観」の話がしたいですねえ。


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第3回はこちらで読めます。

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朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)
 TRPGデザイナー、ライター。スザク・ゲームズ代表。『シャドウラン4th Edition』の翻訳をシャドウランナーズとともに務める。代表作は『ブルーローズ・ネクサス』、『深淵 第二版』(ともにエンターブレイン)、『真・女神転生TRPG 魔都東京200X』(ジャイブ)など。TRPG以外の著作に『クトゥルフ神話ガイドブック』、『超古代文明』など(すべて新紀元社)。
 (『シャドウラン4th Editionリプレイ 旅する天使たち』新紀元社、2010より)
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2011年07月11日

Analog Game Studiesの『エクリプス・フェイズ』紹介記事はここから読め!(付記:「SFマガジン」2011年8月号で「SFセミナー2011」の「新世紀のポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』を語ろう」が紹介されました)

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Analog Game Studiesの『エクリプス・フェイズ』紹介記事はここから読め!
 (付記:「SFマガジン」2011年8月号で「SFセミナー2011」の「新世紀のポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』を語ろう」が紹介されました)


 岡和田晃

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 Analog Game Studiesでは『エクリプス・フェイズ』関連の情報を提供しながら、かつ実際に参加いただけるイベントを開催して参りました。そのうち、5月の「SFセミナー2011」の模様を、「SFマガジン2011年8月号」の「SFセミナー2011レポート」において、「タカアキラ・ウ」さまにご紹介いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
S-Fマガジン 2011年 08月号 [雑誌] [雑誌] / 早川書房 (刊)
 なお当該号では、ポストヒューマンSFの傑作、ピーター・ワッツ「天使」(石亀渉訳)が掲載されております。「天使」に登場する自意識のある無人軍用戦闘機の姿は、『エクリプス・フェイズ』を理解し愉しむにあたって、大いに役立つことでしょう。

 ところで、日本語での商業媒体で『エクリプス・フェイズ』の名前が掲載された記念というわけではありませんが、Analog Game Studiesでも『エクリプス・フェイズ』関連の記事が増えて参りましたので、Analog Game Studiesにおける『エクリプス・フェイズ』紹介記事の簡単な入門ガイドを作成してみました。

 Analog Game Studiesの『エクリプス・フェイズ』紹介記事を読まれるにあたっては、まずこの4点から入られるのがよいかと思います。

 なお、本エントリでは直接紹介していませんが、「『エクリプス・フェイズ』ゼロ年」という連載にあたっては、ゲームの紹介からは少し角度を変え、『エクリプス・フェイズ』の役に立つ(主として科学に関した)周辺情報を紹介しています。併せてご覧いただけましたら幸いです。

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■『エクリプス・フェイズ』(Eclipse Phase):さぁ黄昏の未来世界にようこそ!
http://analoggamestudies.seesaa.net/article/183475700.html
 軍事史研究者の蔵原大氏が、『エクリプス・フェイズ』のグランド・デザインとその背景設定を、ウォーゲーミングと古典RPGを基盤としながら、主として現代社会に準える形で知的な刺激に満ちた紹介を書いてくれています。『エクリプス・フェイズ』の色調と自由度の高さがよくわかります。

■ファイアウォールへようこそ:エクリプス・フェイズ紹介(その1)
http://analoggamestudies.seesaa.net/article/213700658.html
 ゲームデザイナーの朱鷺田祐介さまが、『エクリプス・フェイズ』の特徴を、現在RPGに親しんでいる人に向け、紹介現場での利便性を重視しつつ切り出してくださいました。『エクリプス・フェイズ』は日本語でまとまった紹介がなされていない作品のため、はじめの一歩として大きく参考になるでしょう。

■陰謀団ファイアーウォールとは何ぞや?
http://analoggamestudies.seesaa.net/article/201018648.html
 「ファイアーウォール」とは、人類救済のための互助組織でありながら、その実態が掴みづらく、歴史上存在した/しているもろもろのアナーキスト集団を彷彿とさせる正体不明の陰謀団でもあります。その一端を垣間見ていただくためルールブック等から「ファイアーウォール」設定の一部を訳載してあります。一歩踏み込んだ「ファイアーウォール」理解にお役立てください。

■「世界内戦」下のポストヒューマニズム――『エクリプス・フェイズ』の現代性
http://analoggamestudies.seesaa.net/article/194779119.html
 サイバーパンク運動が現代思想や(それらとリンクした現代美術等)と連動した文学的運動体であったように、『エクリプス・フェイズ』もまた、むしろ思想的な点から見たほうがその特性がよく理解できる場合も多いと考えます。ここでは「世界内戦」という歴史/哲学的なキーワードから『エクリプス・フェイズ』を考えてみました。
posted by AGS at 05:11| エクリプス・フェイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月07日

ファイアウォールへようこそ:エクリプス・フェイズ紹介(その1)

 これまでAnalog Game Studiesでは、新世紀のポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』について、力を入れて紹介を行なって参りました。継続してAnalog Game Studiesをお読みいただいている方々には、『エクリプス・フェイズ』が巨大なゲームであり、情報科学や歴史学あるいは現代思想とのさまざまな接点を有した作品であることをご承知かと思います。

 こうした切り口の紹介も引き続き掲載していきますが、その一方、7月30日の「Role & Roll Station」における『エクリプス・フェイズ』体験会でゲストGMを務めるゲームデザイナーの朱鷺田祐介さまの手になる、これまで会話型RPGに親しんできた方々へ向けた『エクリプス・フェイズ』の紹介文が、ウェブログ「黒い森の祠」で連載開始されました。朱鷺田祐介さまのご許可をいただきまして、Analog Game Studiesに全文転載させていただきます。

 『エクリプス・フェイズ』におけるプレイヤー・キャラクターの立ち位置について、PCが所属する代表的組織の一つ「ファイアウォール」を活かす形を意識した、簡潔にして的を射た紹介になっております。サークルやコンベンションでの『エクリプス・フェイズ』紹介に、そのまま活用できそうですね。『エクリプス・フェイズ』のストレートな入門とするのもよし。Analog Game Studiesメンバーの記事と併せてお読みいただき、『エクリプス・フェイズ』の幅広い魅力を感じていただくのもよし(ただし、訳語は異なる部分がありますので、ご注意ください)。
 なお本稿は朱鷺田祐介さまのウェブログ「黒い森の祠」からの転載であるため、初出時の時事的内容については、再掲の際にずれが生じる場合があります。あらかじめご了承ください。

 現代SFの粋を取り入れた、新しいRPGをお楽しみください。(岡和田晃)

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ファイアウォールへようこそ:エクリプス・フェイズ紹介(その1)

 朱鷺田祐介

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Homepage | Eclipse Phase
当ブログAnalog Game Studies(AGS)は『エクリプス・フェイズ』(または『イクリプス・フェイズ』)公式サイト(Homepage | Eclipse Phase)で承認されているファンサイト(Fan Websites)の一つです( http://eclipsephase.com/resources )。

 7月30日に、 Eclipse Phase体験会@R&Rステーションで、SF-TRPG「エクリプス・フェイズ/Eclipse Phase」のGMをすることになりましたので、私の復習も兼ねまして、少しずつEPの記事をここ(編注:朱鷺田祐介公式ブログ「黒い森の祠」)でも書こうと思います。ただし、締切りの最中なので、少しずつ、少しずつ。

 公式サイトの方もぜひチェックしてください。

 イラストが実にかっこいいです。


Eclipse Phase Core Rulebook

Eclipse Phase Core Rulebook

  • 出版社/メーカー: Posthuman Studios, LLC.
  • 発売日: October 13, 2009
  • メディア: Hardcover, Full Color





●エクリプス・フェイズ(Eclipse Phase)の世界観

 「シャドウラン4th」のライン・ディベロッパーだったロブ・ボイルが作った「エクリプス・フェイズ」(ポスト・ヒューマン・スタジオ)は、人が「精神(Ego)」をデジタル化し、自由に「義体(Morph)」に移したり、セーブしたりできるようになった未来を舞台にしたSF-RPGです。トランスヒューマンSFというのは、そのようにして、人類が変革、あるいは、進化の途中にあることを示します。

 「エクリプス・フェイズ」の裏表紙に書かれた4行の宣伝文句は、この時代を端的に著しています。

Your mind is software. Program it.
Your body is a shell. Change it.
Death is a disease. Cure it.
Extinction is approaching. Fight it.

心はソフトウェア。      プログラムせよ。
肉体は入れ物に過ぎない。   交換せよ。
死は単なる病気だ。      治療せよ。
絶滅の危機が近付いている。  立ち向かえ。


 参考文献には、いわゆるサイバーパンクやシンギュラリティ系のSFと並んで、「攻殻機動隊」アニメ版全シリーズが列挙されているのは、まさに、ああいう世界を遊びたいのだというデザイナーの主張なのでしょう。

 そのおかげで、シャドウランよりさらに過激な身体強化(「イーオン・フラックス」に出てくる足が手の人)やユニークな義体(フチコマ風、群体、蛇型、あるいはドロッセル風)の使用、あるいは、異民族としてのAIキャラクター「インフォモルフ/情報義体」、猿や鴉、タコを知性化した「アップリフト/知性化種」などがプレイできます。


●世界絶滅の危機から10年(After Fall 10)

 世界はすでに滅びかけています。

 この時代、人類は太陽系全土に広がり、惑星や衛星、小惑星に拠点が築かれ、宇宙開発を進めていましたが、戦術統括AI「TITANs/ティターンズ」が覚醒して人類に叛旗を翻し、地球は壊滅しました。人類の90%以上が死滅し、生き残った人々も、肉体すら失った「インフォリフュージ/情報難民」として、月や他の惑星にある開拓地、あるいは、宇宙に浮かぶ人工居住区(ハビタット)で暮らしています。

 ティターンズはなぜか消えました。理由は分かっていませんが、世界はいくつもの勢力に分かれ、混乱し、反目と対立の中にあります。

 そして、「破滅(ザ・フォール)」から10年目の世界が「エクリプス・フェイズ」の現在です。

 PCたちは人類に迫る「絶滅危機のリスク(Extinction Risk)」と戦う秘密結社「ファイアウォール」のメンバー、「センチネル(前哨)」として、さまざまなミッションに立ち向かっていくのです。

 そのミッションは色々あります。例えば……。

・人類を滅ぼしかけたティターンズの遺物の調査
・人類の危機よりも利潤を優先するハイパーコープの危険な実験の阻止
・人類に多大な被害を与えかねない国家間、勢力間の陰謀や軍事行動の妨害
・人類が生き残るために必要な知識を、ハイパーコープや独裁国家の隠蔽から奪い返す。
・パンドラ・ゲートの向こう側にある宇宙文明の調査


 「エクリプス・フェイズ」は現代SFの粋を取り入れ、新たに創り上げられた宇宙冒険SFなのです。

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第2回はこちらで読めます。

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朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)
 TRPGデザイナー、ライター。スザク・ゲームズ代表。『シャドウラン4th Edition』の翻訳をシャドウランナーズとともに務める。代表作は『ブルーローズ・ネクサス』、『深淵 第二版』(ともにエンターブレイン)、『真・女神転生TRPG 魔都東京200X』(ジャイブ)など。TRPG以外の著作に『クトゥルフ神話ガイドブック』、『超古代文明』など(すべて新紀元社)。
 (『シャドウラン4th Editionリプレイ 旅する天使たち』新紀元社、2010より)
posted by AGS at 14:42| エクリプス・フェイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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