2011年07月27日

ARG風アートイベント「これが最後であるかのように」

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ARG風アートイベント「これが最後であるかのように」

 齋藤 路恵

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 今回はARG風のアートイベントのお知らせです。

「これが最後であるかのように」

■日時:2011年8月6日(土)18:30
■場所:横浜市内某所
<参加方法>
友人やパートナー、もしくはあなたがもう少し良く知りたいと思っている方を誘って、お二人一組でお申込下さい。
申込頂いた方には、イベントの数日前にMP3のサウンドトラックをダウンロードできるリンク先と、当日イベントが行われる「秘密」の場所についての情報をお送りします。
イベント当日、18:30少し前に地図に示された場所に事前にサウンドトラックをダウンロードしたMP3プレーヤーを持ってお越し下さい。18:30にサウンドトラックを再生してスタートです。

詳細と申込は以下のサイトから行ってください。
http://subtlemob.com/?p=963
上述の日時・場所・参加方法も以上のサイトからの引用になります。


 さて、いきなりARG風と紹介しましたが、ARGってなんでしょうか?
 ARGはAlternative Reality Game のことです。直訳すれば「代替現実ゲーム」となるのでしょうか。

 以下に三宅陽一郎さんの定義と例を引いてみます。

ARG(Alternate Reality Game) とは、「現実をゲームの一部として取り込んだゲーム」のことである。通常、デジタルゲームであればデジタル空間がゲーム空間(プレイアブル空間)であり、ボードゲームであればボード上がゲーム空間であるが、ARG のゲーム空間は、現実の物理空間、社会的空間をゲーム空間の一部として取り込んだものである。ARG は、現実の中にもう一つの現実を作り出し、現実と仮想が交錯する空間の中でゲームを展開する。

例えば、こんなARG の例を考えてみよう。学校で一枚の古い紙を発見する。そこには「私の中心を射抜いて探せ」という文字の下に大学構内の地図と星印のポイントが描かれている。その場所へ行くと、壁に数字が書いてある。数字は古い校舎で使われていた部屋番号であることがわかる。その番号を辿って部屋へ行くと、星印のついた箱がある。箱には屋上の鍵と双眼鏡が入っている。屋上から双眼鏡で見ると、これまで辿って来た経路が円を描いているのがわかる。その中心の場所へ行くと、一冊の本が隠されている。何のことはない、それは文芸部が自分たちの小説を読んで欲しいがためのトリックだった…という話。


三宅陽一郎 『「ARG 入門:体験型エンタテインメントの現在と未来」参加記
―新しいコンテンツの展開の形 ARG(Alternate Reality Game)―』より
http://igda.sakura.ne.jp/sblo_files/ai-igdajp/ARG/JACHS_SIGARG_2010.pdf


 リンク先の三宅さんのPDFではさまざまなARGの実際の運用例を知ることができます。
 

 今回紹介した「これが最後であるかのように」でも現実を物語の一部として取り込むことが行われます。

 ところで、わたしは冒頭に「ARG風のアートイベント」と書きました。
 しかし、これはゲームではないのでしょうか?
 わたしは「ゲーム」を与えられた規則にしたがって、目標を達成しようとする過程と考えています。(勝敗の有無はわたしのゲーム定義に関係ありません。)
 でも、「MP3の音を聞きながら、指示にしたがって、街を歩き回って楽しもうとすること」は与えられた規則(指示)にしたがって、目標(楽しむ)を達成しようとする過程のようにも思えます。
 そうするとこれはゲーム??

 ゲームにせよゲームでないにせよおもしろそうだと思った方は、「友人やパートナー、もしくはあなたがもう少し良く知りたいと思っている方」と参加してみると良いかも知れません。

 わたし自身も申し込みました。夜の横浜を静かに散策するのを楽しみにしています。
posted by AGS at 11:36| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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