2011年06月25日

「世界劇場」から外れた演技者ジュヌヴィエーヴ――ジャック・ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』と「流血劇」についての試論(付記:「向井豊昭アーカイブ」のご紹介)

 去る6月12日に東京で開催されました第12回文学フリマでは、Analog Game Studiesでは「Eclipse Phase Introduction Book For 2011 Japanese」を作成して無償頒布を行ない、好評を得ました

 この「Eclipse Phase Introduction Book For 2011 Japanese」を委託していただいた「幻視社」では、このたび「向井豊昭アーカイブ」と題しまして、(遺族の許可を得たうえで)「幻視社」4号で特集されていた反骨の作家・向井豊昭さまについての記事をオンラインで公開するはこびことになりました(http://www.geocities.jp/gensisha/mukaitoyoaki/index.html)。

 向井豊昭さまの小説は、クロード・シモン『三枚つづきの絵』に影響を受けた物語型式の自由さを追求した作風となっており、とりわけ構造と密接に結びついた言葉遊びや詩歌への強い関心は、ルドロジー(ゲームを研究する学問)的な方法論とも親和性が高いと言えるでしょう。
 そして「向井豊昭アーカイブ」と連動する企画としまして、Analog Game Studiesでは、(「幻視社」主幹の東條慎生さまの許可を得たうえで)その他「幻視社」4号(「特集:見えないもの」)所収の論考のうち、Analog Game Studiesの読者の関心領域にも強く共鳴するだろう、「ウォーハンマー」世界を舞台にした文芸評論(ジャック・ヨーヴィル論)をウェブで再掲させていただくことになりました(同号は、在庫がすでにありません)。
 「幻視社」主幹の東條慎生さま、ならびに購読者の方々に改めてお礼を申し上げます。

 試論ということもあり荒削りで恐縮ですが、本稿を、そして「向井豊昭アーカイブ」をご覧ください。そしてRPGやアナログゲームと文学(SF)の、幸福なパートナーシップを体感いただけましたら幸いです。(岡和田)


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※この記事(試論)は、大幅改稿のうえ、2014年5月5日に文学フリマ会場で先行発売される予定の商業誌「TH(トーキング・ヘッズ)」No.45(アトリエサード/書苑新社)に収録されましたので、削除させていただきました。
posted by AGS at 16:27| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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